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「じゃ、じゃあ始めようか……みんな」 「はぅ……しょ、しょうがないよね……」 「みぃ……」 「屈辱ですわ……こんな茶番……」 放課後の教室。 外ではうるさいほどにひぐらしが鳴いている夕刻、彼女達四人は教室に居残っていた。 窓から差し込んでくる夕日に部屋がオレンジ色に染まる中……。 少女達は自分の机とイスを持ち寄り、ある『ゲーム』をしようとしていた。 そしてそれはもちろん、放課後恒例の『部活』としてであった。 もはや日課となっているこの行事に、魅音、レナ、梨花、沙都子の四人は、今日もさぞ楽しい時間を過ごすのだろう……。 と思いきや、なぜか彼女達の表情はみな一様に暗かった。 「魅ぃちゃん……あの……そのトランプ、よかったらレナが配ろうか?」 魅音の机の上には、これからするある『ゲーム』に必要なトランプが置かれていた。 それ自体は何の変哲もない、いたって普通のトランプである。 だがこれこそがじつは、これから四人の運命を大きく決める大事な遊び道具であったのだ。 そんな重要な物とあっては、レナも持ち前の優しさを出さずにいられず……つい魅音にそんなことを申し出たのだった。 「いや……いいよ、レナ。 ここは部長であるおじさんが、しっかりと配るから……さ」 レナのそんな気遣いをきっぱりと断わると、魅音は目の前に置かれているトランプをいさぎよく掴んだ。 だがそんないさぎよさとは対照的に……その手はかすかに震えている。 普段のあの強気な魅音とは別人ではないかというほどに、じつに弱々しい手つきだったのである。 「魅音さん、かわいそうですわ……こんな時まで部長として、気丈に振舞わなければならないなんて……」 「魅ぃは立派な部長さんなのです……これぐらいで負けないのですよ……」 そうして震えながらトランプを配っていく魅音の様子を、沙都子、梨花、も机の反対側から見守っていた。 彼女達二人もその表情はどんよりと暗く、いつもの元気な子供らしいエネルギーの微塵も感じられなかった……。 親しい友人同士であり、最高の仲間でもある彼女達がこうして集まって『部活』をしようとしている。 だがなぜ、こんなにもこの場のテンションは低いのだろうか? そのすべての理由は、これから彼女達がしようとしているその『ゲームの内容』にあったのだ。 彼女達がこれからやろうとしているゲーム。 それはずばり、『ババ抜き』である。 魅音、レナ、沙都子、梨花の四名は、これからこの机の上でトランプの『ババ抜き』をやろうとしていたのである。 だがそうなると、もう一つの疑問が新たに湧き出してくる。 たかがババ抜きをやるのに、どうして少女達はこんなにも嫌そうにしているのか? ということである。 その答えは、このババ抜きは正確には『部活』などではなく……。 「……全員、配り終わったね。 じゃあ、もう揃っちゃってるペアを机の上に出していって? それが終わったら、始めるからさ……」 魅音があいかわらずの暗い表情でつぶやくと、三人は手元からペアのカードを抜き出していった。 「うう、嫌ですわこんなの。 なんでこんな暗い気持ちで、ババ抜きなんてしなきゃいけませんの……」 「ガマンして、沙都子ちゃん。 罰ゲームなんだからしかたないよ……ね?」 「みぃ……みんな、ファイト、おーなのです」 そう。 今レナが言ったとおり、じつは『このババ抜き自体が罰ゲーム』だったのである。 雛見沢を代表するとびっきりの美少女達が、みなこんなにも暗い表情をして恐れる『罰ゲーム』。 たんたんと手元からペアのカードが抜き出されていくさまは、一種異様ともいえる光景だったが……。 ただ一人、これを楽しそうに眺めている人物がいた。 (へっへっへ……そろいも揃って泣きそうな顔しやがって……たまんねえぜ……) その男は、彼女達が怯えるさまをサドッ気たっぷりの目で見つめていた。 部活メンバー唯一の男である、前原圭一その人である。 彼だけはなぜかこの『ババ抜き』に参加せず、少女達がペアを抜き出していく光景を楽しくてしかたないとばかりに見守っていたのであった。 四人の机が真ん中で寄り合い、ちょうど正方形の形になっているその机の周りを……彼は今グルグルと回るように歩き回っている。 時計回りに、魅音、レナ、反対側にまわり、沙都子、梨花。 という配置になって座っている彼女達を、圭一はまるで肉食獣が獲物を見るような目で見つめていたのである。 「う……な、なんか背中に嫌な視線を感じますわ……。 まるで獣に見られているような視線を……」 「見ちゃダメなのです、沙都子……。 目が合ったら食べられてしまうのですよ……がおー」 こんなにも幼い少女達にでさえわかるほどの殺気。 いや、性気ともいえるものを放ちながら、圭一はイスに座っている少女達の体をジロジロと観察していた。 これからする『罰ゲーム』を考案した男。 前原圭一は、目の前の女共の体をじっくりと品定めしていたのである。 (どいつもこいつも、美味そうな体しやがって……さぁ、誰が最初の獲物かなぁ?) 魅音のこんもりと盛りあがっているバストを。 レナのどっしりとボリュームのあるヒップを。 沙都子のピッチリとタイツに包まれている脚を。 梨花のサラサラと流れている黒髪を……。 舐めるようにいやらしく眺めながら、圭一はそれらがすでに『自分の物』であるかのように舌なめずりをした。 そうして彼は一通り、彼女達の体を視姦すると……ある少女の背後でピタリと立ち止まったのである。 「えっと……みんなもう、ペアは出し終わったみたいだよ?……み、魅ぃちゃん?」 「……あ、ああ、ごめんレナ。 じゃ、じゃあ、始めようか?」 いつまでたっても場を取り仕切る魅音が何も言わなかったため、しょうがなくレナが全員のペア切りを確認したようである。 そう。 圭一が立ち止まったというのは、他でもない、魅音の背後なのであった。 彼女は自分の背後に圭一が立ったことを確認したため、それで一瞬言葉を失ってしまったのである。 ならばなぜ、圭一が背後に立っただけで魅音はそんなにも動揺したのか? ここで最後に、この『罰ゲーム』の究極ともいえる『あるルール』を紹介しておかなければならない。 この『罰ゲーム』。 『ババ抜き』では、当然ジョーカーがたった一枚だけ含まれている。 そしてそれを持っている人物こそ、その時点で最も敗者に近い存在であるといえるわけだが……そこでくるのが、前原圭一の発案したあるオリジナルルールである。 ジョーカーを持っている人物は敗者に近しい。 という以外に、あるもう一つのとてつもないデメリットを抱えながらゲームをするはめになるのだ。 それはずばり。 『ジョーカーを持っているあいだ、その人物は前原圭一に何をされても決して拒んではいけない』 という、ルールであった。 もちろん、彼の性的な要求にもすべて答えなければいけないのだ。 決して拒まずに。 そもそも老獪なひぐらしファンである諸君らならすぐに気づいたであろうが、こういう時に部活メンバーがやるゲームは実際には『ババ抜き』ではなく、『ジジ抜き』である。 なのになぜ今回、前原圭一がこのゲームを選んだのか。 それは『ジョーカーというわかりやすい目印』があったからなのである。 ジョーカーを持っている女は、俺の獲物、ということである。 そしてこのルールを当てはめていくと、魅音がなぜ圭一の存在に恐れをなしたかも透けてくるだろう。 そう。 彼女の手に握られているトランプの中には、はっきりとJOKERの五文字が記されたカードが含まれていたのであった……。 「はぅ……魅ぃちゃんがんばって……」 「魅音さん……ご愁傷様ですわ……」 「み~……かわいそかわいそなのです」 「………………うっ……」 三人に慰めの言葉をかけられ、魅音はおもわず弱音を吐きそうになった。 このゲームのおもしろいところは、誰がジョーカーを持っているのかが一目瞭然なところである。 圭一が背後にいる=ババ持ちなので、その人物はこうして他の三人から慰めと同情の言葉をもらうのである。 それは、彼のセクハラ行為に負けないで……という、女同士の涙ぐましい友情でもあった。 「だいじょうぶだよ魅ぃちゃん、すぐにレナが取ってあげるからね……? それまでがんばって耐えて?」 「…………レナ……」 レナの天使のような囁きに、魅音はすぐにでもすがりたい心境だった。 だが、それを素直にうんと受け止めるのは少しだけためらわれる理由があった。 その理由もまたこのゲームの恐ろしいところなのだが、今はまず誰が誰のカードを引くかを確認しておくとしよう。 さきほどの机の配置の通りであるが、魅音→レナ→沙都子→梨花。 そして一周し、魅音が梨花のを引く、という順番である。 つまりいま魅音がジョーカーを持っているため、次にそれが渡る可能性があるのはとりあえずレナだけというわけだ。 かくして、前原圭一考案による罰ゲーム。 『セクハラババ抜き』が始まったのであった。 (さーて……まずは魅音、か……) まず圭一はイスに座っている魅音に重なるように、ピッタリと彼女の背中に寄り添った。 するとちょうど彼女の髪が真下にくるようになり、そこから流れてくるシャンプーの香りがなんともいえず圭一を興奮させた。 そのまま視線を下に向けていくと、あきらかに前にこんもりと盛り上がっている大きなバストが目に入っていった。 (あいかわらず、たまんねぇデカ乳してやがるぜ……こいつは……) そんな卑下たことを思いながら、圭一は自分の両手を魅音のわきに降ろしていった。 そのたまらない胸を触るため、わきの下から手を入れようとしたのだが……いかんせん、魅音は手にトランプを持っているためそこがピッチリと閉じていた。 『おい魅音、わきを少し開けろよ。 そのでかいおっぱいが触れねえだろ?』 「う…………で、でかいって……」 圭一の嫌味な言葉に傷つきながら、魅音はしかたなくわきの下を開いていった。 するとそこからシュルリと手が入り込み、ついに彼女の豊満な乳房が彼の手のひらの餌食となった。 『おおう……やっぱすげえでけえなぁ。 俺の手におさまりきらないぜぇ? なあ?』 「う……け、圭ちゃん……そ、そんなこと言わないでよ……」 魅音が嫌がるのも無視しながら、圭一はそのまま服の上からサワサワと彼女の乳房を撫で回していった。 まだ揉んだりはせずに、あくまでも柔らかそうなその膨らみを手のひらで堪能するように撫でていったのである。 『すげえ……たまんねえぜ……。 なあ魅音、おまえはなんでこんなにデカイおっぱいしてんだ? 誰か男に揉まれてるのか~?』 「!? ち、ちがう……だ、誰かに触らせてなんかないよ……」 大好きな、圭ちゃんだけだよ……とその後に続けたい気持ちを、魅音は必死に抑えた。 こんなにも卑猥なことを言われているというのに、彼女はまだ圭一への想いはしっかりと持っていたのである。 彼が胸を触りたいなら触らせてあげてもいい。 だがこんな罰ゲームの一つとしてではなく、ちゃんと恋人どうしとして触って欲しかったな……と、魅音は乙女チックに思っていた。 「魅ぃちゃん……そんなに圭一くんのこと……」 胸を揉まれながらも健気に耐える魅音を、隣にいたレナが悲しそうな目で見ていた。 圭一が魅音にセクハラをするのはわかっていたことだが、彼女がこんなにも気丈に耐えるとはレナも予想していなかったのだ。 そしてだからこそ、レナはこれ以上圭一のセクハラ行為を許せないと思い、魅音の持っているトランプへ自らの手を伸ばしていった。 ここで自分がジョーカーを取れば、すぐに魅音は解放される。 その想いを胸に秘めて……。 「魅ぃちゃん……ほら、どれ? どれがジョーカーなの? レナに教えて……?」 「レ、レナ……でも、でもそれじゃあ……」 あいかわらず圭一に胸を撫で回されながらの魅音は、おもわずレナに助けを求めるような目を向けた。 それにレナの方も答えようとカードを引こうとするが……なぜか魅音は、どれがジョーカーなのか合図を出さないのである。 「み、魅ぃちゃん、どれ? どれがそうなの? は、早く教えてよ……?」 レナの問いに、魅音はただ首をふるふると振るのみであった。 助けたいのに。 早く大好きな魅ぃちゃんを助けてあげたいのに、レナはそのカードをいつまでも引けなかったのであった。 「ど、どうして……? どうしてなの魅ぃちゃん! ね、ねぇ! ねぇってば!」 納得できないと叫ぶレナに、圭一はおもわずニヤリとした。 これこそがこの罰ゲーム。 『セクハラババ抜き』の恐ろしいところであった。 たしかに魅音は今レナに手元のどれがジョーカーであるかを教えれば、この悪夢から逃れることが出来る。 それを特に圭一は禁じていないし、あとは魅音がこれがそうだと合図すればいいだけである。 だが、それができないのだ。 もしそれをすれば、今度は親友であるレナがセクハラの対象となってしまうからだ。 「いいから……レナはこのまま、おじさんのカードを好きに選んで……」 「な、何言ってるの魅ぃちゃん! だ、だってそれじゃあ……それじゃあ魅ぃちゃんがっ!」 こんなにも自分を想ってくれる、自分を助けようとしてくれるレナを、『生贄』に捧げるような真似……魅音ができるわけがなかった。 それは部長として、メンバーを罰ゲームから守ってやろうという想いからか。 あるいは、最年長としての責任感もあったか らかもしれない。 ともかく、園崎魅音には竜宮レナにジョーカーを引かせることなどできなかったのであった。 「魅ぃちゃん……はやく……はやくレナに教えてよぉぉっっ!!!」 「だめ……だめだよ、レナ……そんなのだめ……」 二人の悲痛なやりとりに、圭一はふたたびニヤリと笑った。 普通のババ抜きなら、いかに相手に自分のジョーカーを引かせるかが肝となる。 だがこの場合、それを持っている魅音は『引いて欲しくない』。 レナはそれを『引きたい』。 と、まったく逆の心理になるのである。 全てはこの『仲間を想う気持ち』が、かならずジョーカーをその人間に長く留まらせる=長く楽しめる。 と計算した、前原圭一の恐るべき作戦なのであった。 『くっくっく……。 さあ、どうするレナぁ~? このままじゃお前の大好きな魅ぃちゃんが、おっぱい揉みくちゃにされちまうぜ~?』 「く…………ぐぅ……」 あまりに卑怯な圭一の作戦に、レナはただ唇を噛みしめるしかなかった。 ここでいつものオヤシロモードで怒れば、その矛先は間違いなく魅音の体に向かってしまうだろう。 何よりもこれは『罰ゲーム』なのだから、彼女達は黙ってこれに従うしかないのである。 そうなるとレナにできることは一つだけであった。 ルール上問題なく、かつ魅音を助けることのできる、唯一の方法……。 「……引いてやるっ!」 自らの決意を口にしながら、レナは魅音のトランプに手を伸ばした。 そう。 レナが自力で、魅音の手からジョーカーを選びぬけばいいのである。 「引いてやる……絶対引いてやる……引いてやるっ!」 魅音の手にしているトランプの枚数は多い。 まだゲームは始まったばかりで、おまけに魅音はあまり最初のペアが多くなかったようで、四人の中で一番といえるほどの枚数を抱えていたのである。 確率的に見れば、あきらかに分の悪い賭け……。 だがレナのカンのよさは、部活メンバーの中でピカイチである。 人の嘘を簡単に見抜き、見破るその能力があれば、それを引くことも不可能ではない……冷静になれれば。 「できる、できる……レナならできる……魅ぃちゃんを助けられるっ! 絶対にっっ!!!」 意を決して、ついにレナは一枚のカードをグっと掴んだ。 類まれなるカンの良さか、それとも魅音を助けたいという想いの強さか……彼女の掴んだカードは、見事にジョーカーだった。 レナ自身はまだそれに気づいていないが、あとはこれを上に引き抜くだけで魅音は救われるのである。 ……だが、その時。 悪魔のような男、前原圭一が信じられないことをしたのだ。 『おお~っと! 手が滑ったぁぁ~~~っ!』 グニュウウゥゥゥ!!! 「!? や、やあぁぁぁぁっっ!?」 教室に響きわたる、魅音の悲鳴。 圭一はレナがそのカードを引く瞬間、なんと魅音の胸に指をおもいきり食い込ませたのである。 大きな膨らみを揉みこむように、グニュリグニャリと……力いっぱい。 「い、痛いっ! 痛いよ圭ちゃん! や、やめ、やめてよぉぉ……」 「……み、魅ぃちゃんっ!?」 レナの目の前で、大好きな魅音の乳房がいびつに歪んでいく。 女の目から見てもあきらかに痛そうに食い込む指に、レナも自分の胸をおもいきり揉まれたような痛みがした。 そしてその時、レナはトランプを手にしている指先を見ていなかったのである。 目の前で魅音が悲鳴をあげ、乳房を揉まれていくのをおもわず見てしまい……そのショックの中で、カードを抜いてしまったのである。 そしてそれを見た圭一は、ようやく魅音の胸から指を離していった。 『お~っとっと、ごめんなぁ魅音。 ちょっと手が滑って、うっかりおっぱい揉みしだいちまったぜぇ』 「う……ひ、ひどい……こんなのひどいよ、圭ちゃん……」 圭一の指が離れても、魅音の乳房にはズキズキとした痛みが残っていた。 そして皮肉にもその『痛み』は、隣にいるレナにも届いていたようで。 彼女は自分の手に持たれているカードを見て、絶句していた。 『お、引いたのかレナ。 で、どうだった? 魅音は助けられたのか~?』 「……………………ス」 『え、なんだって? うまく聞こえないぜレナぁ? なに引いたって~?』 「スペードのエースっ!」 ダンっ!と大きな音をさせて、レナはカードを持っている手を机におもいきり叩き付けた。 まるでこの手が悪いとばかりに、何度も何度も何度も、木製の硬い机に自分の手を叩きつける。 「ちくしょうっ! ちくしょうっっ!! 魅ぃちゃんがっっ!!! 魅ぃちゃんがぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」 さっきまで冷静だったレナが、急に何かが乗り移ったように怒り出した。 その手を叩きつける音と叫び声に、向かいにいた梨花や沙都子もビクっと体をすくませる。 「みぃ……レナ、怖いのです……オヤシロモードなのです……」 「レナさん、あ、あの、どうか落ち着いて……暴力はいけませんわ……」 凌辱される魅音をただ見ていることしかできなかった二人には、レナを本気で止めることはためらわれているようだ。 口では止めに入っているが、どこか申し訳なさそうにオドオドする仕草が圭一の萌えポイントにちょこっと引っかかるだけだった。 それを見て仕方なく、このゲームを仕切っている彼はその怒り狂うレナ様を抑えることにしたのだった。 「魅ぃちゃんを助けられなかったっ! 魅ぃちゃんのおっぱいがっ!!! 魅ぃちゃんのおっぱいがぁぁぁっ!!!」 『まあまあ、落ち着けよレナ。 たしかに魅音のおっぱいは俺が頂いたけど、これはおまえが招いた結果だぜ?』 「!?……………ぅっっっ!!!!!」 この卑怯者!と怒鳴りそうなのを、レナは必死でこらえた。 元々魅音があんなことをされなければ、レナは今ごろ冷静にジョーカーを選び取っていただろう。 それが圭一のせいで……。 この男のせいで、全て台無しになってしまったのである。 レナは目の前でニヤニヤと笑う圭一を、鷹のような目でギラっと睨みつけた。 「圭一くん……次、行っていいかな? ……かな?」 だがそんな睨みつけるような目をするわりには、レナの口調は意外と冷静だった。 本当はこの場で圭一を怒鳴りつけたいところだが、そんなことをしても彼は魅音の体を貪り続けるだろう。 ならばいっそ早く次の子に自分のカードを取らせ、もう一巡させて魅音のジョーカーを引く方が得策であると考えたのだ。 目の前で親友が辱められたというのに、レナの頭はCOOLな状態に戻っていたのだ。 「圭一くん……いいよね、次にいっちゃっても。 次は沙都子ちゃんだよね? ……ね?」 『ん~……俺はもっとゆっくりやりたいんだがなぁ。 せっかくの罰ゲームだろ? 少しは楽しませてくれよ……』 レナの冷静でいて凍るような声にも、圭一はまるで動じなかった。 自分にはこのゲームを仕切る権利があり、それにはレナですら逆らえないと確信していたからである。 そんな余裕を見せ付けるように、圭一は魅音の胸をまたもみもみと揉みはじめたのだ。 「うっ! や、や……け、圭ちゃん……」 魅音はそれに一瞬ビクっと肩をすくませたが、圭一の手つきがさきほどの乱暴なものよりも優しかったため、なんとか悲鳴をこらえた。 そして圭一は魅音の耳元にすっと口を寄せると、何とも甘い声で囁きはじめたのである。 『さっきはごめんな、魅音。 あんな乱暴にしちまって……今度は優しくしてやるからな……?』 「……圭ちゃん。 そんなこといきなり言われたって……もう、だめだよ……」 『いや、ほんとにごめん。 魅音だって女の子だもんな? それなのにあんなひどいことを……ほんとにわるい』 「!?………な、何言ってんのさ、い、いきなり……」 圭一の口から出た『女の子』、という言葉に魅音はおもわず反応してしまった。 さっきあれほどに乱暴だった男が、急に紳士な態度で囁きだしたことも驚きだが、その言葉は魅音にとって特別なものだったのだ。 彼女はまだどこか怯えた表情を引きずっていたが……正直、その言葉に悪い気はしなかった。 「さ、さっきはあんなに……おじさんの胸、めちゃくちゃにしたくせに……」 『ああ、だって罰ゲームだろ? そうしなきゃ意味ないと思ってさ……それに……』 魅音の反応が少し変わったのをいいことに、圭一はそのまま優しく、あくまでも優しくその乳房を揉んでいった。 親指と人差し指を突起があるだろう場所に持っていき、そこはほんの少しだけ、摘んでいく。 「ひゃうっ!? あ、け、圭ちゃん……そこはダ、ダメだって……」 『それにさ、大好きな魅音のおっぱいが触れるんだぜ? ちょっとは俺の気持ちもわかってくれよ。 な?』 「!? だ、だだだ、大好きってっ! な、何言ってんのさ、い、いきなりぃぃっ!」 圭一の愛の言葉に、魅音は耳まで真っ赤になって慌てふためいた。 今も胸を好き勝手に揉まれているというのに、乳首までコリコリと指で摘まれているというのに、彼女はもうすっかりいつもの調子で酔っていた。 その大好きという言葉が、『魅音』にかかるのか、それとも『おっぱい』の方にかかっているのかも考えずに……。 『な? だから許してくれよ。 魅音だって、いつも罰ゲームで俺に好き勝手やってるじゃないか……』 「………うん。 そ、そうだね。 おじさんもいつも好きにやってる……よね」 『だろ? だからいいだろ? このまま……大好きな魅音のおっぱい、揉みまくっても……』 ふたたび告げられた愛の言葉に、ついに魅音は……コクンと頷いてしまった。 元々圭一のことが大好きな彼女にとって、優しくしてさえくれるなら特に問題はなかったようだった。 『あ~すげえ柔らかい……。 めちゃくちゃきもちいいぜ、魅音。 おまえのおっぱいは最高だぜ……』 「ん、そ、そんなこと言わないでよ……は、恥ずかしいってば……」 『いいんだよ、それで。 魅音は可愛い女の子なんだから、おっぱい揉まれて恥ずかしがっていいんだ……』 「圭ちゃん……」 もはやガードの甘くなった魅音は、圭一の囁きの虜になっていた。 そしてそれをいいことに、圭一はその豊満な乳をブルンブルンと揺らしてみたり、上下左右にグニャグニャと揉みしだいたりとやりたい放題だったのである。 そんな女の体を食い物にするような男を……彼女が許すはずがなかった。 「……ねぇ圭一くん。 もうそろそろいいよね? 次、いっても」 『ん~? ああ、いいぜ。 じゃあ沙都子、次はお前がレナのカードを引くんだ。 ああ、きもちいい~おっぱいおっぱい……』 「………………っ」 魅音の乳房を食い物にしている圭一に、さきほどからレナは心底腹が立っていた。 口から出されている言葉だって、なんて薄っぺらいんだろう、と聞くたびに吐き気がしていた。 そもそも口先の魔術師である圭一にとって、そんな愛の言葉を言うのはたやすいことだ。 レナはいますぐ圭一に殴りかかりたい衝動を抑えながら、ようやく向かいにいる沙都子に自分のカードを差し出すのだった。 「ほら、沙都子ちゃん早く取って? ……どれでもいいから」 お互いジョーカーがないのなら、このやり取りにあまり深い意味はない。 せいぜい早く上がれるかどうかで、レナは早く魅音のカードを引きたくてウズウズしていた。 沙都子もそれをわかっているようで、彼女はレナのトランプにすぐに手を出していった。 「レナさん……あの、さ、さっきから魅音さん……なんていうか……」 「うん。 魅ぃちゃん、圭一くんに騙されてる……あんなのただおっぱいを好きに触るための口実だよ。 ほんと最低な男!」 圭一には聞こえないように、レナと沙都子はヒソヒソと話をしながらカードのやり取りをしているようだ。 沙都子も魅音を助けたいようで、何か打つ手はないかと必死に考えていたのだ。 「なんなら、わたくしのトラップで圭一さんにお灸をすえてさしあげましょうか? それなら魅音さんも……」 「それは絶対ダメ。 だってこれは罰ゲームだもん。 圭一くんは別にルール違反をしているわけじゃないんだし、むしろそれをやったら沙都子ちゃんが何をされるかわからない……だからダメ」 もし誰かがセクハラされている人物を助ける行動をした場合、『その人物』と『助けられた人物』の二人は更に別の罰ゲームが科せられることになっている。 この『助けられた人物』も、というのがミソで、このルールがあるからこそ、さきほどからレナは直接的に魅音を助けることができないのである。 もちろんこれも、スケベ男前原圭一考案による補足ルールであった。 「じゃ、じゃあどうすればいいんですの? きっと魅音さん、次もジョーカーをレナさんに引かせませんわよ!」 「だろうね……。 しかも今度は、違う意味で……ね」 何か含みのある言い方をすると、レナは魅音の方を見た。 あいかわらず圭一に好き勝手にされているのは変わらないが、その『されている』ことのレベルがワンランク上がっていた。 なんと魅音はその制服の前を開かれて、直接圭一に乳房を揉まれていたのである。 白い大きなブラジャーもズルンと上に剥かれ、綺麗なピンク色の乳首がコリコリと彼の指に弄ばれていた。 「はぁ……だ、だめだよ圭ちゃん。 こんな……み、みんな見てるよぉ……あ、あはぁぁぁ♪」 『いいじゃないか。 見せつけてやろうぜ、魅音。 俺達がどんなにラブラブなのか……愛し合っているのかを、さ』 「そ、そんな……あ、愛し合ってるだなんて……あ、あはぁ♪ そ、そこだめだよぉぉぉそんなに弄っちゃあぁぁ♪」 すっかり『女』の表情をしながら、魅音はもはや圭一の手つきにあえぎ声まであげていた。 この前原圭一の始末の悪いところは、本気になれば女体を感じさせられるほどに卓越したテクニックを持っているところなのである。 さきほどレナが言った、違う意味でジョーカーを引かせてもらえない。 とはつまり、魅音が圭一にこのまま堕とされてしまう。『レナに圭一を取られたくない』と魅音が思ってしまう可能性があったからであった。 「あはぁ♪ はぁぁ、け、圭ちゃん……圭ちゃんきもちいい……あ、あ、ああぁぁぁぁ♪」 「魅音さん……あ、あれじゃあもう……」 「ダメだね。 魅ぃちゃんはもう……無理だよ」 もはやレナ達に聞かれることも忘れて、魅音は教室中に響き渡るほどの声をあげていた それはつまり、圭一への屈服を表していた。 もう罰ゲームとかも関係なく、少なくともこのババ抜きが終わるまでは彼女はリタイヤだろう。 それを見た沙都子とレナは、圭一にとてつもない敵対心を燃やすのだった。 「許せませんわ……。 あの気丈な魅音さんを、あんなふうにして!」 「落ち着いて沙都子ちゃん。 興奮しちゃダメ。 レナはさっきそれでやられたんだから……あくまでクールに、クールになるんだよ」 一度圭一に追い落とされたレナは学習していた。 冷静さを失うことが、圭一の思うツボになることを。 もちろんさきほどから彼を殴り倒したい衝動はおさまってないが、レナはそれを胸の中で『青い炎』にし、冷静でかつメラメラとした燃える感情に変えていたのだ。 「沙都子ちゃん。 とりあえずこのままもう一度、レナの番に回して? そうすればきっとレナがなんとかするから……」 「で、でも、魅音さんは引かせませんわよ? 一体どんな方法が……」 「だいじょうぶ。 魅ぃちゃんがダメなら、『もう一人のそのカードの中身を知ってる人』に聞けばいいんだから……」 「?……も、もう一人?」 レナの意味深な言葉の意味が、沙都子にはよくわからなかったが……。 とりあえず今とてもクールである彼女を信頼し、沙都子は目の前のトランプのカードを一枚抜き取った。 それによってペアができ自分の枚数が減ったが、沙都子はそんなこともかまわずすぐに隣の梨花に自分の手を差し出した。 「ほら梨花。 さっさと引いてレナさんに回すんですのよ。 モタモタするんじゃありませんの!」 「みぃ。 あ、あの沙都子……さっきからボク、思っていることがあるのですけど……」 沙都子はさっさとカードを引いて欲しかったが、梨花がなにやらモジモジとしながらその流れを止めた。 なにか言いたいことがあるようにして、沙都子、そしてレナの方にも自分の顔を向けていく。 「魅ぃを助けたいのはボクも同じなのです……。 でも、このゲーム自体を止めさせる方が……ボクはいいと思うのですよ」 「…………はぁ? そ、それはそうですけれど! そんなこと、できるはずないではございませんの!」 梨花の言うことはもっともではあった。 魅音をなんらかの方法で助けられても、次はレナが。 そして沙都子、梨花が圭一の毒牙にかかるかもしれないのである。 ならばいっそ、このゲーム自体を失くしたい。 と、この場の誰もが願ったであろう。 だがそれはそもそも無理なのである。 そんなことができるなら、初めに誰かがやっている。 スケベ大王前原圭一の欲望を誰も止められないからこそ、この罰ゲームが行われているのであった。 「そ、そんな馬鹿なこと言ってないで、早くわたくしのカードをお取りなさいませ! まったくもう!」 「みぃ…………」 呆れる顔をする沙都子の手から、しょうがなく梨花が一枚のカードを抜き取った。 それを見ながらレナは、梨花の言ったことがなんとなく気にかかり……その意見を聞いてみようと思った。 「どういうこと、梨花ちゃん? 何か圭一くんを止められる秘策でも……持ってるの?」 「そんな大げさなものではないのです……ただ……」 「ただ……?」 梨花はそれを言うのが本当は嫌だという風にモジモジしながら、その幼い口をゆっくりと開いていった。 「ボクが……ボクが圭一に『お願い』するのです。 もうこんなことはやめてって……こんなかわいそうな『罰ゲーム』、もうやめてあげてって……」 梨花がその言葉を言った途端、呆れる顔をしていた沙都子がハっと気づくような素振りを見せた。 そしてそれを聞いたレナも、冷静に彼女が言った言葉の意味を反芻していった。 「ボクが言えば……ボクが『お願い』すれば、もしかしたら圭一はもうこんなことやめてくれるかもしれないのです……たぶん、なのですけど……」 「それは……で、でもまさかあの圭一さんに……? ……梨花が……」 「……………梨花ちゃんが『お願い』、か……」 梨花の一見普通な言葉に、沙都子とレナは何か考え込むように呻いた。 どうやら彼女達にしかわからない、何か『特別な意味』がある言葉だったようだ。 そもそも梨花が圭一にお願いをするだけで、どうしてこの惨劇を止められる可能性があるのだろうか? まさか梨花が圭一のオットセイを咥えながら、おねがいなのです……。 などと『お願い』するわけではあるまい。 それはつまり、『お願い』の方が重要なのではなく、それを『梨花がする』からこそ意味のあることなのかもしれない。 「どう思いますですか、レナ? ボクが言えば……もしかしたら圭一は……」 「……………………」 梨花に設問され、レナはとても深く悩んだ。 もし成功すればいいが、失敗したら、梨花の体は……。 そして罰ゲームが続いたら、魅音はもちろん、自分や沙都子もお終いだろう。 冷静な頭で深く深く考えながら、レナはついに決断を下した。 「…………それはダメ」 「!?……みぃ……ダメなのですか……」 「少なくとも、今はまだ、ダメ。 せめてそれは、レナの作戦が終わるまで待って……? 梨花ちゃん」 レナがそう判断したならと、梨花はしぶしぶコクリと首を頷けた。 どのみち今の圭一は、魅音の乳を揉んでいることによって性欲の権化と化している。 こんな状態の男に、こんなにもかぁいい梨花がお願いなんてしたらそれだけでも押し倒される危険性があるのだ。 レナはまず自分の策を講じてから、と考えた。 あくまでもクールに……。 「じゃ、じゃあ梨花? 早く……今度は魅音さんに、梨花のカードを引いてもらうんですのよ!」 沙都子の言葉にコクリとうなずくと、梨花は向かいにいる魅音に手を差し出した。 だが魅音はもう圭一の性技の虜になっていて……。 剥きだしになった乳首はもうピンピンに勃起し、口からはだらだらとよだれまで流していた。 もはや自分がババ抜きをしていることを覚えているかも怪しい、そんなただれた表情をしていたのである。 「はぁ、はぁ♪……ん、な、なに……梨花ちゃん……は、は、はぁ♪」 「ひ、引くのです魅ぃ! は、早く! ボクの持っているカードを引くのですよ!」 「へ?……カ、カード……あ、ああ、カードね……んぅ……♪」 あいかわらず圭一の指は的確に魅音の乳を責めていて、なんと気づけばもう片方の手はスカートの中でモゾモゾと動きまわっていた。 もうちょっと時間がたてば、そのまま本番を始めてしまうんじゃないかという状態で、魅音はようやくうつろな瞳で梨花のカードに手を伸ばしていった。 「え、えーと……ど、どれがいいかな?……んー……あ♪ け、圭ちゃんそこ……そこすっごくいい♪……も、もっとぉ♪」 「み……魅ぃ! 早く! 早く引くのです! みぃ、魅ぃ! 魅ぃ……」 初潮も迎えていない幼女の前で、自らの体をもっと気持ちよくしてと要求する淫らな魅音。 さっきまで気丈にレナをかばい、部長として責任感のある顔をしていた彼女が……すっかり堕ちてしまっている。 そのただれた様子に、梨花はとても悲しくなった。 今すぐ助けてあげたいと思ったが、梨花に出来ることはせいぜいその短い腕を出来るだけ前に伸ばし、魅音にカードを取りやすくさせることぐらいであった。 『ほら魅音。 梨花ちゃんがあんなにがんばってくれてるだろ? いい加減引いてやれよ……ほら』 「ん、圭ちゃん……圭ちゃんがそう言うなら、引く♪ んふふふふ……♪」 「…………魅ぃ……」 皮肉にも圭一に命令され、ようやく魅音は梨花の手からカードを引いた。 もはやペアがどうとかそんなことはどうでもよく、あきらかに魅音だけはこれが罰ゲームでなくなっていた。 そして魅音の手に引いたカードがおさまったのを見た途端、レナの目つきがギラリと鋭くなったのだった。 「ようやく来たね……レナの番が。 待ちわびたよ」 レナはイスをズズズっと魅音の方に向け、体ごと魅音に……いや、圭一に対峙した。 もはや魅音は魅音自身ではない。 『圭一に身も心も支配された魅音』がそこにいたからであった。 『よぉレナ、ひさしぶりじゃんか。 魅音を助ける良い秘策は思いついたかぁ? くっくっく』 「………………」 圭一の挑発する言葉にも、レナはまるで動じなかった。 一度ハメられている彼女にとって、彼の『口先の魔術』に動揺することがもっとも危険だとわかっていたからだ。 ましてやこれからレナがしようとしている作戦は、魅音ではなくその圭一に対して行うものなのだ。 この程度の挑発、受け流すのが当然であった。 『ん~どうしたレナ? 魅音のおっぱい、すっげえきもちいいんだぜぇ? 生乳がこんなプルプルしててよぉ……』 いやらしく笑いながら、圭一はその言葉どおり魅音の乳房を上下にブルンブルンと揺らした。 そのたびに魅音は、あっ、あっとあえぎ声をあげるが、それにもレナは動じない。 魅音には少しガマンしてもらうことになるが、むしろそうして圭一が性的なことをする方がレナにとっては都合が良かったのだ。 「圭一くん。 魅ぃちゃんのおっぱい、きもちいいの?」 『ん? ああ、最高だぜ。 もう魅音も体は俺の物だしな……くやしいか、レナぁ?』 わざと彼女の神経を刺激するような言い方をするが、レナはまったくもって微動だにしなかった。 この時になると圭一にも、レナが何か企んでいるのが薄々とわかっていた。 そしてとりあえず彼は口を閉じ、レナの出方を待ってみることにした。 「……圭一くんさ。 そんなに魅ぃちゃんのおっぱいがきもちいいなら……今、とっても興奮してる?」 『……ああ、してるぜ。 それがどうかしたか?』 「そう……圭一くん、興奮してるんだ。 ……そう」 そう静かに言うと、レナは座った状態のままスっと少しだけお尻を浮かし、そのスカートの中に両手を差し入れた。 そしてその中でモゾモゾと、『何かを脱ぐような仕草』をし出したのである。 「興奮してるんだよね、圭一くんは。 じゃあ今の圭一くんのおちんちんは……ひょっとしてビンビンなのかな? ……かな?」 わざと卑猥な言葉を使いながら、レナはそのままシュルシュルと自分のショーツを脱いでしまった。 ムッチリとしたふとももを通し、セーラー服のスカートの中からその白い布を脱ぎ捨ててしまったのである。 そしてそれを完全に足の先から脱ぐと、『脱いだ』ということを見せ付けるように、そのショーツを机の上に置いたのである。 「圭一くん、レナ脱いじゃったよ? スカートの中から……これが出てきちゃったの、見たよね?」 もちろん圭一は、それをすぐ目の前で見ていた。 レナがその下半身から脱いだのをたしかに確認した。 間違いなく今のレナのスカートの中は、ノーパンなのである。 その事実に圭一はおもわずゴクっと生つばを飲んだ。 「圭一くんさ。 魅ぃちゃんのおっぱいとかお股とか、触ってるだけで満足できるの? 勃起してビンビンのおちんちん、女の子に触ってもらいたいとか……思わないのかなぁ?」 レナはとても圭一と同い年と思えないほど色っぽい声を出しながら、そのままちょっとずつ自分のスカートをめくっていった。 ただでさえ短いセーラー服のスカートが、徐々に徐々にめくれあがっていく……。 しかもその中に、彼女は何も穿いていないのだ。 その結果がどうなるか、圭一はおろか、向かいにいた梨花や沙都子にもすぐに予想できた。 「レナさん……まさか、そ、そこまでするなんて……」 「みぃ、レナの色仕掛けなのです……ちょっとだけよなのです……」 二人の言う通り、レナは圭一を『誘惑』していた。 たしかに魅音の体を弄べるのは魅力ではあるが、基本的に彼女は『受けるだけ』である。 されるがまま、ともいえる。 そして今レナがしているのは、自分から誘う行為なのである。 まるで痴女のように彼を誘い、彼のその勃起したものを満足させてあげるとばかりに誘惑しているのであった。 「ほら、圭一くん。 早くレナのところにおいでよ? もうおちんちんガマンできないんでしょ……? レナが『抜いてあげる』……♪」 抜いてあげる、というなんとも卑猥な言葉に圭一は興奮した。 あのプライドの高いレナが、自分からスケベなことをしてあげると言っているのだ。 もう魅音の体で硬くなったペニスは、そのままズボンの中で限界までビキビキに張り詰めていった。 『抜いてあげるって……意味、わかって言ってんのか? レナ……』 「もちろんだよ。 レナのお手てでどう? 圭一くんのカタイの、手でおもいっきりシコシコしてあげようか……?」 そうしてレナは、空中で何か棒のようなものをシゴくような仕草をした。 それは間違いなく、その行為を知っているなによりの証拠であった。 そのレナの手の動きに、圭一は更にドクドクと興奮していった。 「それとも、レナのお口がいい? レナのだ液でヌトヌトしたお口で、おちんちんジュポジュポしてあげようか? 圭一くん……?」 そしてレナは、今度はその口をポッカリと開け、その口内に棒を入れて前後に動かすような仕草をした。 それもまさしく、男なら誰でもしてもらいたい……フェラチオをあらわす動きだった。 『…………………………………』 「くすくす♪ どうしたの、圭一くん。 黙っちゃって……レナのカラダに、もうたまらなくなっちゃったのかな? かなぁ?」 ここまでくると、もはや圭一の心は完全にレナに捕獲されていた。 もちろん圭一自身もこれは罠だとわかっている。 わかってはいるのだが……いかんせん、男の素直な欲求には逆らえないものなのである。 彼はもう一度ゴクリと生つばを飲み込むと、魅音の体からようやくその魔の手を離していったのであった。 『……レナ。 おまえの要求は……これだろ?』 そうして圭一は、魅音が手に持っているトランプのある一枚のカードを指差した。 そしてレナはそれをなんの躊躇もなく、あっけなく抜き取ったのだった。 「『ありがとう』、圭一くん。 さあ、レナのところにおいで……?」 ジョーカーを表す悪魔の絵をひらひらさせながら、レナは圭一のことをクイクイと指で誘った。 そうして離れていく圭一に魅音はとても寂しそうな顔をしたが……。 『少しだけお別れだ、魅音。 すぐに一周して、またそのデカパイを揉みに来てやるからな……』 「け、圭ちゃん……んん……♪」 そう耳元で囁かれると、魅音はブルブルと体を震わせてある種放置プレイのような快感を味わうのだった……。 かくしてレナは、見事に魅音を圭一の手から解放することに成功したのであった。 とはいっても『罰ゲーム』自体が終わったわけではなく、ただその対象がレナに向いたというだけの話である。 自分、ひいては沙都子、梨花、の圧倒的不利はまるでくつがえっていないことは、彼女自身もよくわかっていた。 しかも今の圭一の言葉を聞くに、誘惑されこそすれ、彼はまだ余裕のあるような態度を存分に示している。 これからただレナが圭一を堕として終わり……とはいかないのが、その場の全員が感じたのであった……。 レナ編へ続く……。
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「はぁ、はぁ…」 夕暮れ時の部屋に梨花のあえぎ声がひびく。 窓からさしこむ鮮やかなオレンジ色の光。その中に床に座り込み、自慰にふける少女の裸体が浮かび上がる。 仮にこの時、梨花の部屋をのぞいている者がいたとしたら、この光景を淫靡というより美しいと感じてしまったことだろう。 もちろん当の梨花本人には、そんなことを考えている余裕など無かった。息を荒げ、右手で自らのまだ無垢なピンクの乳首を、左手で自分の股間の割れ目をこねくり回す。 そして梨花の視線は、目の前の床に広げられた薄っぺらなマンガと、そのとなりに置かれた沙都子の写真に注がれていた。 頭の中で、マンガに描かれている裸体の少女と、沙都子を重ねる。 「あぐっ……」 うめき声をあげると恍惚としたような表情をうかべ、梨花は床の上にぐったりと倒れこんだ。自分の左手を窓の外の夕日にかざし、こびりついた愛液をながめる。 にちゃ、と音をたてながら糸をひいている粘液が、夕日を反射してキラキラと妖しく輝く。 ……こんなことをするのはいけないことだ、そんな後ろめたい気持ちは梨花にもある。 しかも自慰の時に想像しているのは、親友の、しかも同性の親友の裸体なのだ。後ろめたさは倍増といったところだろう。 だけどやめられない。このところ梨花は、羽入と沙都子が買い物にいくたびに、こんな自慰行為にふけっていた。沙都子のことを考えるたびに、体がうずいて仕方がないのだ。 「最低ね……私……」 梨花は誰もいない部屋でひとりごちた。こんなことをした後はいつもこうだ。自己嫌悪の感情の波に襲われてしまう。 自慰を始める前、梨花秘蔵のマンガとお気に入りの沙都子の写真を、屋根裏のヒミツの隠し場所からだしてくるときは、これから自分が行おうとしていることへの背徳感でゾクゾクしているというのに、 いざ、行為が終わってしまえば今まで自分がしていたことへの罪悪感と空しさで息が詰まりそうになる。 ふと時計に目をやる。あと十分もしたら沙都子が帰ってきてしまう。こんな姿を羽入や沙都子に見られたら、なんの言い訳もできない。 せっかく勝ち取った沙都子との友情まですべてぶち壊しになってしまうだろう。 梨花は大慌てで服を着て、秘密の段ボール箱(梨花はヒミツBOXとよんでいる)にマンガと沙都子の写真をつめ、屋根裏に押し込んだ。 外では、夏の名残を惜しむかのように、ひぐらしが鳴いていた。つい先日までは、まだ明るい時間帯だったのに、もう日が沈もうとしていた。 秋の始まりだった。 きっかけは突然だった。 梨花が沙都子を恋愛対象として意識するようになったのは夏休みのおわり、魅音の家へ、しょう油を分けてもらいに行ったときのことだ。 魅音がしょう油をビンにいれてくれている間、梨花は魅音の部屋でマンガを読みながら待っていることにした。彼女の部屋にはマンガもあるし、暇つぶしには事欠かない。 だがあいにく、魅音の部屋にあるマンガで梨花の好みのものはたいてい読んでしまっている。なにか新しいマンガでもないか、と本棚を漁っているうちに奇妙なことに気がついた。 魅音にはもったいないような馬鹿でかい百科事典。これが二冊もあったのだ。 いくら薗崎家が金持ちでも同じ事典を二冊も買うことなどありえない。訝しがりながら、そのうちの一冊を抜き出してみた。 …やけに軽かった。なんのことはない、片方はスリーブケース、もう片方は事典本体。魅音が事典を使ったあと、面倒くさがって、事典をケースにもどさなかっただけのことだ。 「ま、秘密の財宝のスイッチになっている、なんてことはないわよね…」 苦笑しながらケースをもどそうとしたその時、バサリ、と音がしてケースから何かが落ちた。 マンガだった。といっても普通のマンガではない。普通のマンガより大判で薄っぺらなマンガだった。 「なにかしら、これ。」 梨花が興味本位でそれをめくってみる。 …それは今まで梨花が見たことも無いような世界だった。金髪と黒髪の美少女が互いの股間を弄りあい、乳首を舐めあい、共に絶頂をむかえる、禁断の世界だった。 初めは魅音にこんな趣味があったことに驚いていた梨花だったが、その驚きはすぐに興奮へと変わり、ページをめくる手がとまらなくなっていた。 「梨花ちゃん、移し終わったよ~」 という魅音の声で梨花は我に返った。そして、今読んでいたマンガを、とっさに自分のカバンにつっこんでしまった。 「今行くのですよ~」 なるべく平静を装いながら階下に行き、しょう油を受け取って魅音に別れを告げ、家路についた。だが家に帰る途中も、梨花はさっきのマンガの中身が気になってしかたがなかった。 家に帰れば沙都子も羽入もいる。あんな破廉恥なマンガを、二人にかくれて読む隙などないだろう。となると…。 梨花はこの間、沙都子と一緒につくった山の中の秘密基地にきていた。部活中に、たまたま見つけたほら穴をそのまま基地にしたものだ。 ドア代わりにしているのれんをかきあげて中にはいる。沙都子と運び込んでいた懐中電灯をまさぐり、スイッチをいれる。 秘密基地の中が、明るい光で満たされると、梨花は一瞬、ここに来たことを後悔した。 なにしろ、ここは部活メンバーみんなで作った秘密の場所なのだ。そんな思い出のつまった大切な場所で、自分はこれから何をしようとしているのだろうか、梨花は自分に問いかけずにはいられなかった。 やっぱり帰ろう、みんなとの楽しい思い出を自分の汚い欲望で汚したりしちゃいけない。 梨花はそう思い立ちあがろうとした。今すぐもどれば、沙都子や羽入に帰りが遅いと怪しまれることもないだろう。夕飯がまってる。マンガは今度、魅音にこっそり返そう。いつもの生活に戻ろう。 ……そう、自分に言い聞かせながら、梨花は再びのれんをくぐり、外へ出ようとした。 『ほんとうに、いいの?』 誰かに、尋ねられたような気がした。 もちろん、ここには梨花の他の誰も居はしない。それは、梨花の中の隠れた欲望だった。 『ほんとうは、読みたいんでしょ?』 梨花はそんな考えを振り払おうとした。さっき思い出を汚しちゃいけないって、決心したばかりじゃないか、ここは大切な場所なんだから、そんないやらしいことをしちゃいけないんだ、いけないんだ、いけないんだ、いけないんだ…… ……いけない、のに…… 「梨花!なにをしてらしたんですの!?魅音さんの家に行って帰ってくるだけでこんなに遅くなるなんて……」 「あぅあぅ…心配したのですよ、梨花……」 その夜、梨花は帰りが遅れたことを訝しがる二人に、苦しい言い訳をしなければならなかった。 あのあと結局、梨花はあの場所でマンガを読んだ。そしてマンガを読み終わったあとは、しばらくの間、熱に浮かされたようになって動けず、帰りが予想以上に遅くなってしまったのだ。 「みー、途中で自転車のチェーンが外れてしまったのです…」 「そうでしたの……、でも、何事もなくてよかったですわ……」 そう言いながら心配そうに沙都子は梨花をみつめた。夏の一件を思い出したのだろうか、心配気な表情だった。 そんな沙都子を見つめているとき、ふと、梨花は自分の中に妙な感情の蠢きを感じた。 さっき読んだマンガのワンシーン、金髪の少女が黒髪の少女に押し倒されるシーンが、梨花の脳裏をよぎる。 「ドクン」 梨花は自分の心臓がひときわ大きく波打つのを、確かに感じた。そして気づかされたのだ……自分が無意識の内に、目の前にいる少女を、マンガの金髪の少女に重ねていたことに。 「……花、梨花!」 沙都子の呼びかけで、梨花はふっと我にかえった。 「梨花、さっきからおかしいですわ。ほっぺは真っ赤だし、急にポカーンとしちゃうし……、監督に診てもらったほうがいいんじゃなくて?」 「み、みー。心配いらないのです。でも、今日はちょっと具合が悪いので寝るのです。おやすみなさいです。」 これ以上、沙都子と向かい合っていたら、自分の心の中が全部見透かされてしまいそうで、梨花はにわかに怖くなった。こんな、いやらしいことを自分が考えているのを沙都子や羽入が知ったらどうなるだろう。 絶交されるかもしれない。もしかしたら、二人は優しいから友達ではいてくれるかもしれない…、だがそれは、今までの関係とは全く違うものになってしまうだろう。 その夜、梨花は布団を頭まですっぽりとかぶり、心の中で沙都子に詫びた。そして明日からは二度と、こんな妄想をしないと誓ったのだった。 だが、その次の日からも、梨花の妄想は止まることはなかった。魅音のマンガはまだ梨花が持っていたし、そのマンガを読みながら梨花は自分の体をまさぐるようになっていた。 先日の布団の中での誓いを忘れたわけではなかったが、初めて覚えた快感を梨花の体が欲していたのだった。 そして、今の梨花にその体のうずきを止める術はなかった。 沙都子の写真とマンガを交互に見ながら、自分の体をいじくりまわす毎日。 梨花が、自分のしていることを自慰というのだと知ったのは、学校で保健体育の授業で教わった後だ。 そして事が終わったあとはいつも、梨花は激しい自己嫌悪におそわれるのだった。親友を自慰のネタに使っていることへの罪悪感は、いつも感じていた。 朝、起きるたびに、今日はやめよう、と心に誓うのだが、夕方、梨花と羽入がいない日には、つい、秘密BOXを屋根裏から引っ張り出してしまう自分がいた。 「最低ね…私って……」 今日も梨花はそう呟いて、マンガと沙都子の写真を秘密BOXにしまった。よろよろと立ち上がり、屋根裏に箱を押し込む。 沙都子も羽入もこんな埃っぽい場所を好き好んで開けたりしないだろう、梨花はそう考えて、ここを自分の秘密の隠し場所にしたのだった。 もちろん隠し場所としては甘い。絶対に見つかってはいけないものなのだ。もっと厳重に隠しても良かった。……だが、梨花の心には「甘え」があった。 沙都子と羽入なら、親友の二人なら、自分の異常な性癖がばれても笑って受け入れてくれるのではないか、それどころか。沙都子も自分を恋愛対象として意識してくれるようになるのではないか……そんな、都合のいい妄想、ご都合主義な、「甘え」。 妄想が深まるにつれてそんな「甘え」が梨花の心のなかで、本人も気づかぬうちにゆっくりと、だが確実に大きくなっていたのだった。 いや、「甘え」というよりはむしろ、沙都子や羽入に気づいてもらいたかったのかもしれない。 自分の気持ちを理解してもらいたい、そんな感情が梨花に無意識にこの場所を選ばせたのかもしれなかった。 梨花が屋根裏の板を元にもどしたとき、外から沙都子と羽入の足音が聞こえてきた。 そろそろ日が沈むのもはやくなってきた。窓の外にはもう、夜の帳が下り始めていた。 十月も下旬に入り、そろそろ残暑の名残も消えた。夕方にもなると長袖でも少し肌寒い。 梨花は学校へむかって自転車を飛ばしていた。もちろん、こんな時間から登校するわけではない。学校に忘れたノートを取りに行こうとしているのだ。 「ふう、私って、バカね…」 梨花は一人つぶやいて自転車のスピードをあげる。次の角を曲がれば学校に着く。 このところ、梨花は一人になるたび、沙都子のことばかり考えている。ひょっとして沙都子に自分の気持ちを打ち明けたら沙都子は自分を受け入れてくれるのではないか、そうなったらどんなにすばらしいだろうか、梨花はそんなことを考えていた。 もちろん同性の人間を好きになる、ということが極めて異常だということはよくわかっている。だが、沙都子も自分のことを、恋愛対象として見てくれているのであれば、こんなにすばらしいこともない。 幸運なことに学校にはまだ知恵が残っていた。教室の戸をあけてもらい、目当てのノートをカバンにいれる。その時、職員室の電話がなった。 「先生、ちょっと電話をとってきます。古手さんは先に帰ってください。教室の戸は開けっ放しでいいですよ。」 「みー、わかったのです。」 そういうと、知恵は職員室へ走っていった。 「さて、帰るとしますか……」 と、帰る支度を始めた梨花の頭にとんでもない考えが浮かんできた。 今なら沙都子の席で自慰ができる。 梨花は自分がこんなことを考えているという事実を恥じた。ブンブンと頭を振って、その考えを打ち消そうとする。 だが誘惑には勝てなかった。半ば熱に浮かされたようになりながら、梨花は沙都子の机にふらふらと歩みよった。 ぺたん、と沙都子の椅子に座り込む。次に梨花は自分のスカートをまくり上げて、パンツに手をかけた。 一瞬、そのままパンツを下ろすことをためらった。もちろん沙都子の机でオナニーをすることへの罪悪感もあった。なにしろ、想像の中で沙都子を犯すだけではあきたらず、沙都子が実際に使っている物を汚そうとしているのだ。 それ以前に、ここは教室なのだ。そんな場所で、毎日みんなと一緒に通っている場所でこんないやらしいことをするなど考えただけで背徳感に胸がしめつけられそうになる。 だがこんなチャンスはそうそう無い、ということもまた確かだった。梨花はパンツにかけた両手に力をこめ、一気にずり降ろした。 梨花の下半身があらわになる。普段は人であふれている場所で、自分の一番恥ずかしい部分を丸出しにする、その快感に梨花は身震いする。 ふらふらと沙都子の席に近寄り、椅子の座面、いつも沙都子のお尻を受け止めている部分に顔をうずめる。 昼間のぬくもりなどとっくに消えているはずなのに、その椅子からは沙都子の香りがし、沙都子のぬくもりが伝わってくる様に感じられた。 つ、と自分の指を割れ目に這わせる。そしていつも家でしているように自分の秘所を刺激しはじめる。 「あっ……っつ……。沙都子、くっ……。」 自慰にふけっている間も沙都子への罪悪感は常に梨花の中にあった。だが、沙都子と間接的にとはいえ、繋がっているという感覚が、梨花をただただ快感をむさぼる獣に変えていた。 割れ目を弄繰り回しながら、よろよろと立ち上がり、今度は沙都子の椅子に直接腰掛けた。沙都子が今日まで座り、恐らく明日からも座り続けるであろう椅子に、今、自分はパンツも履かないまま座り、いやらしい粘液をこすり付けている。 その感覚が、梨花の理性を吹き飛ばし、彼女を恍惚とさせた。 「ああ、沙都子っ、沙都子ぉっ!」 愛する人の名を叫びながら、梨花は、果てた。 「ごめんなさい、ひっく、ごめんなさい、ごめんなさ…」 家では沙都子が自分のために夕食を作ってくれているのだろう。自分が沙都子に歪んだ欲望をもっていることなど、沙都子は考えもしないのだろう。梨花はそんなことを考えながら、ここにいない沙都子に向かって、謝りつづけた。 親友を裏切っていることをわかりながらも、この歪んだ欲望を止められない自分を呪い、梨花は、泣いた。 それからしばらく教室で頭を冷やしたあと、梨花は家へ戻った。自転車を停めながら、梨花は自分がさっきまで泣いていたことを、沙都子や羽入に悟られやしないかと心配になった。入り口のガラスに映った自分の顔を確認してみる。みー。にぱー。 大丈夫。いつもどおり笑える。家に入ったら帰りが遅くなったことを二人に詫びて、いつもどおり食卓につけばいい。そういえば今日の晩ごはんは肉じゃがだ、って沙都子が言ってたっけ。 そこまで考えたとき、梨花のお腹がぐう~と鳴り、梨花は自分がひどく空腹であることにはじめて気がついた。 はやくご飯が食べたいな。沙都子の作った料理ならきっと、世界中のどんなコックが作った料理よりおいしいだろう。 そんなことを考えながら、梨花は家への階段を駆け上がった。 玄関の戸を開けた時、梨花はいつもと家の雰囲気が明らかに違うことに気づいた。もちろん家具の配置とか、蛍光灯の明るさなんかが違うわけではない。……だが、「空気」が違った。 例えるなら、自分が居ない間になにかとんでもないことが起こっていた…そんな時、第六感が感じる、「空気」。 嫌な予感がした。最悪の想像が梨花の脳裏をよぎる。 もしかしたら、沙都子と羽入が、バットや鉈、あるいはスタンガンを持った誰かさんに殺されているかもしれない。 ……これまで幾度も見てきたように。そんな想像に身震いした梨花は階上に呼びかけてみた。 「沙都子、羽入!いるのですか!?いるなら返事をしてください!」 返事は……なかった。いよいよ不安になった梨花は階段をゆっくりと昇っていった。二階に着く。引き戸に手をかける。梨花は、不安をふり払うように、一度ぎゅっと目を閉じた。 いち、にい、さん。ゆっくり三つ数え、心を落ち着けた後、その目を開け、一気に戸を引き開けた。 <続く> you give love a bad name 2
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「魅ぃちゃん、レナは知ってるんだよ」 夕暮れの教室に、涼やかな声が響いた。思わず私は振り返る。 放課後、部活も終わり、レナと私のふたりだけになった教室。窓を背に立つレナの顔は、オレンジ色の逆光でよく見えない。 ただ、その声の軽やかさから、何となく笑顔なんだろうという想像はついた。 「知ってるって、何を?」 ふざけているのかと思って、私も軽快な調子で言葉を返す。オレンジ色の中にそびえたつ、レナの黒いシルエットが微かに揺れた。 「圭一くんと付き合ってるんだよね、よね」 不意に、緊張が身体に走った。私は目を見開いて、レナを見つめる。 レナはこちらに近付いてくる。この上なく優しい口調で声をかけながら。私は徐々に壁に後ずさっていた。 「レナ、圭一くんのこと好きだって言ったよね?協力してって、お願いしたよね?聞こえなかったのかな、かな」 レナはもう、息がかかるほど近い位置に来た。口元は微笑んでいるのに、目はちっとも笑っちゃいない。 壁に追い詰められた私は、身体にまとわり付く恐怖を振り払って、何とか喉から声を絞り出した。 「何のこと?おじさんよく分かんない…」 「嘘だッ!」 鋭い声。般若のように歪むレナの顔。私はぺたんと床に膝をついた。 レナの冷たい色に満ちた瞳が私を無慈悲に見下ろす。次の瞬間、レナがぐいっと私の髪の毛を掴んだ。 頭皮に千切れそうな痛みが走る。苦痛に表情を歪ませた私に、ぬっと顔を近付けて、レナが再度口を開いた。 「あの時、レナは言った。圭一くんとレナが付き合えるように協力してって。 魅ぃちゃんは言った。おじさんに任せろ、必ずふたりをカップルにしてあげるから、って」 「ひ……!」 恐怖に唇が震えた。思わず目元に涙が込み上げる。 そう、私は確かに言った。おじさんに任せろ、って。実際そのつもりだった。 私だって本当は圭ちゃんが好きだった。けど、レナに勝ち目は無いと思った。 どうせ勝ち目は無いのに、レナとの仲が壊れてしまうのは嫌だと思った。 だから圭ちゃんに、「レナは圭ちゃんが好きなんだって」と言いに行った。ひどく軽い調子で。 すると圭ちゃんは、苦しそうな、悲しそうな、そして怒ってるような顔で私に言った。 「どうしてそんなこと言うんだよ。お前にだけは、そういうこと言われたくなかったのに」、と。 まさかと思った。信じられなかった。けれど圭ちゃんは続けた。 「俺はレナじゃなくて魅音が好きだ。魅音と付き合いたいんだ。魅音は?」 「びっくりしちゃったよ。昨日、忘れ物取りに学校に戻ったら、ふたりが教室でキスしてるんだもん。 その時のレナの気持ち、分かる?苦しかったよ。悲しかったよ。まさか魅ぃちゃんが裏切るなんて、思ってもみなかったもん!」 レナが掴んだ髪の毛を、ぶん、と振り上げる。壁に頭ががつっ、とぶつかる。痛い。 「ご、ごめん!でも私もずっと圭ちゃんが好きだったんだよ!」 「それが何?」 私はレナを見た。つまらなそうな、どうでもいいことを聞いたような、そんな表情を浮かべていた。 「知ってたよ。魅ぃちゃんの態度バレバレだったもん。だからこそ、魅ぃちゃんに協力してって頼んだんだよ。魅ぃちゃんを敵にはしたくなかったからね!」 レナが口元を歪ませながら、そう叫んで、笑う。唾が私の頬や額に飛び散る。 私ははっきりと知った。このレナは、尋常じゃない。 「なのに!なのに魅ぃちゃんは、そんな気遣いも無駄にして!レナは信じてたのに!大好きだったのに!」 張り裂けそうな声。恐怖に身が竦む。 次の瞬間、レナの白く華奢な手が、信じられないほどの力で、私の胸を鷲掴みにした。圧迫するような痛みに、呻き声が漏れる。 「ねえ、圭一くんとは、もうセックスしたの?」 「し、してないよ!そんなのしてないっ!」 「ここは?圭一くんに触ってもらった?気持ちよかった?ほら、黙ってんじゃないわよっ!」 爪が食い込みそうなほど、レナはぎゅうぎゅうと手に力を込める。 労わりのカケラも無い、まるで強姦魔のような手つき。あまりの苦痛と恐怖に涙が零れた。 「ああ、ごめんね、痛かったぁ?レナ処女だから、加減とか分かんなくってさあ。 でもさ、親友の好きな人奪っちゃうような魅ぃちゃんは、さぞかし淫乱なんだろうね!レナ、本当敵わないよぉ!」 恐い、恐い。これから何をされるのか、恐ろしくて想像できない。私は必死に許しを乞う。 「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい!何でもするから許して!」 「何でも?本当に、何でもするの?」 「する、するから許して!」 「ふうん、何でもするんだね……」 不意に手が胸から離れた。痛みから解放されて、思わず安堵する。 けれど、ほっと息を吐いて、顔を上げた瞬間、私は信じられないものを見た。 レナが柔らかく囁く。 「何でもするって、言ったでしょ?」 ぷらん、と目の前でぶら下がっているそれ。 水色で、楕円形の形をしていて……そうだ、私はこれを見たことある。 確か洋モノのゲームを買おうと取り寄せた通販カタログ、それのずっと後ろのページに、ひっそりと、隠れるように掲載されていた。 あの時は、こんなものもあるのか、と思って流し読みしただけだったけど…… 「ローターだよ。遠隔操作が出来るの。便利だよね、よね?」 私は小さく叫んだ。ありえない。まさか、そんなことあるはずない。 けれどレナはあまりにも無慈悲で、完璧な笑みを浮かべている。そこには私の願いが届く隙など、まるで無い。 「明日、学校にコレ付けて来て」 「無理っ…無理だよ、そんなの!」 「魅ぃちゃんに拒否権があると思う?私の味わった悲しみに比べたら、全然マシだよ、だよ」 「で、でも…」 「それにさ、圭一くんのオットセイは、これよりずーっと大きいでしょ?これよりずーっと大きいモノを咥えてる魅ぃちゃんなら、こんなのへっちゃらだって!」 「だから私、圭ちゃんとはしてないって…」 「嘘。あの後、ふたりは帰ったよね。魅ぃちゃんの家にさ。確か昨日は魅ぃちゃん以外誰もいなかったはず。そんな状況で、何もなかったわけ無いよ」 その通りだ。昨日は家には婆っちゃもいなくて、私と圭ちゃんのふたりきりだった。 圭ちゃんは、部屋に入った途端抱きついてきた。私は圭ちゃんが好きだったし、そういう行為に興味もあった。だから私は圭ちゃんを受け入れた。 「ね?分かったでしょ?これはそれよりも、ずーっと楽だよ。魅ぃちゃんは私にいっぱい嘘をついたね。その罪は償わなきゃ」 まるで飴玉でも渡すかのように、レナは私の手の中に、その器具を押し込んだ。 ひんやりと硬いそれは、得体が知れなくて、とても気味が悪かった。こんなの捨ててしまいたい、と思った。けれど出来なかった。出来るはずが無かった。 「明日、ちゃあんと付けて来るんだよ?レナ、魅ぃちゃんが言いつけを守ったかどうかチェックするからね。絶対だよ?」 微笑むレナの柔らかな声が、力無くうなだれた私に降り注ぐ。 オレンジ色の夕日の光が、レナに渡されたものを掴む私の手を、焼き尽くすかのように照らし出している。 教室の外のどこかで、ひぐらしが鳴いていた。 朝、いつもより早く来た学校のトイレの個室で、自分の中にローターを押し込む作業は、かなり辛いものだった。 自分の、つい一昨日までじっくり触っても見なかった場所をこじ開けて、そこにひんやりとした得体の知れない器具を押し込む。 もちろんあっさり入るはずもなく、私は徐々に、指先でその器具を押してめり込ませながら、必死にその異物感に耐えていた。 苦痛だった。やめてしまいたいと何度も思った。 けれど、すぐに私は思い出した。夕日を背に、鬼のように恐ろしい表情を浮かべ、私の髪を引きずり、胸を潰しかねないほどに掴んだ。 あの恐怖は、今でも生々しく、私の脳裏に焼きついている。 きっとこれをして来なければ、昨日よりも恐ろしい目に遭うだろう。もちろん、これをしたって、恐ろしい目に遭うことに変わりは無いけれど。 実を言うと、私は、罪悪感を抱いていた。 普段は温厚で親切なレナ。彼女が変貌した原因は、私の裏切りだ。 レナは親友で、仲間で、唯一の同年代の女友達で、私はレナが好きだった。 だから、あんなにも憎々しげに私を罵るレナの姿には、恐怖と共に悲しみを感じてもいた。 私の責任。私が悪い。 私は歯を食いしばって、ローターを身体に入れると、ショーツを上げた。薄い布のその部分が、不自然に盛り上がっている。 それはどこかグロデスクで、苦々しい思いをさせるのと同時に、つい一昨日、自分の部屋で目にした圭ちゃんのペニスを思い出させた。 ううん、こんなのじゃない。こんなのよりもずっと大きくて、色も濃くて…… そう思い出そうとした瞬間、たちまち下半身に熱が集まるのを感じた。頬が火照る。 私の身体に圭ちゃんの手が伸びてきた。キスされた。唾液がこぼれた。恥ずかしくてどうしようもないような部分を触られて、舐められた。 私は毛布に顔を埋めて、子どものように泣きじゃくった。 そんな私を、圭ちゃんは抱き締めてくれた。とても切ない表情で、好きだと言ってくれた。たまらなく嬉しかった。 お互いの、熱を孕んだ吐息を感じながら、訳が分からないほどびしょびしょに肌を濡らし合いながら、私たちはのぼりつめた。ふたりで、一緒に。 圭ちゃん。 不意に、愛しさが込み上げる。 私を優しく呼ぶ圭ちゃんの声を思い出す。私に向ける明るい笑顔を思い出す。 圭ちゃん、圭ちゃん。 「…よし」 私は大丈夫。レナへの罪悪感だけじゃない。圭ちゃんとのこれからのためだ。そのためなら、こんなの平気。 そう自分に言い聞かせながら、私はトイレのドアを開けた。 「魅ぃちゃんおはよう!今日は早いんだね」 「ったく、先行くならそう言えよなぁ」 教室のドアを開けた瞬間目に入ったのは、私を見つけて不満げに唇を尖らせる圭ちゃんと、その圭ちゃんの傍らに立って、いつもと全く変わらない笑みを浮かべたレナだった。 私は頬を強張らせながら、何とか微笑んで、「ごめーん、今日までの宿題のノート学校に忘れててさあ。まだやってなかったんだよねえ」と言う。 圭ちゃんは私の嘘を信じたらしく、「ふうん」と呟いて、そして私の顔を見つめた。 きりっとした賢そうな瞳が、じいっと覗き込んでくる。やばい、胸がばくばくする。 「な、何?」 「お前、熱でもあるんじゃねえか?顔赤いぜ?」 そう言いながら、圭ちゃんの手が、私のおでこに触れる。 ひんやりとした心地よい感触とは反対に、心臓がどくんと鼓動をひとつ跳ばすのを感じた。 「べ、別にそんなこと…」 「いや、赤いって。この時期に風邪か?」 圭ちゃんは「夏風邪はバカが引くって言うしなあ」と笑いながら、まだ手を離そうとしない。 私のおでこと、圭ちゃんの手のひらの温度が、徐々に同じに溶け合っていく。 やだ、照れる。でもすごくきもちいい。もうちょっと、このままで…… 不意に、震えた。 「うあっ!」 「え?」 私は圭ちゃんの手をぱしんと振り払った。突然身体を離されて、不思議そうな顔をした圭ちゃんに、少し胸が痛む。けれど、今はそれどころではない。 低い振動。あれだ。あの不気味な小さい器具が、私の中心でうめいている。嫌。 「ふ…う、うぅっ」 吐こうとした息がひしゃげて、奇妙な声になる。びりびりした感覚が身体の軸を走る。やだ、やだよ。 「み、魅音、どうしたんだよ?やっぱり具合悪いのか?」 心配そうに私を気遣う圭ちゃんの声。ううん、ちがうよ。私は無理やり、震えそうな声を捻り出す。 「だ、だいじょうぶ。気にしないで…」 「気にするなって、でも」 「圭一くん、魅ぃちゃんがそう言うんだから、ほっといてあげたら?」 柔らかな声。悪魔の声。 「ほら、魅ぃちゃん。大丈夫?」 白い華奢な手が、ぎゅうっ、と私の肩を掴み、私の席に座るように促す。 震える。私の太ももの間で、禍々しい悪意が蠢いている。私はそれに抗えない。身体の力が抜ける。 ぺたん、と、崩れるように自分の椅子に座り込む。 「魅音…」 圭ちゃんが私の名前を呼ぶ。 私はそれに応えるために、圭ちゃんの方を振り返ろうとする。 でもそこにはレナがいる。まるで遮るように。 私は震えそうになる自分の身体を、必死で押さえつける。 「魅ぃちゃん、ちゃんと付けて来たんだね」 愛くるしい笑顔が、私を縛る。 私は口を開いて、何か言おうとした。けれど言葉が見つからなくて、ただ口をぱくぱくさせるだけに終わった。 すぐそこに圭ちゃんがいるのに。言葉を発せば伝わるのに。助けを求めることだって出来るのに。 「今日一日、頑張ってね?」 甘ったるい声が鼓膜を刺す。 とても出来ない。こんなこと耐えられない。けれど、耐えなければならない。 私はじっと俯いて、唇を噛み締める。 やがて授業の始まりを告げる鐘の音が、遠くから聞こえてきた。
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通称コミケ コミックマーケット準備会が主催する世界最大規模の同人誌即売会 毎年8月(15日前後のお盆のあたり)と12月(大晦日前あたり)に開催される 8月のコミケを「夏コミ」、12月のコミケを「冬コミ」と呼ぶ 東京ビッグサイトで開催されている 体線もコミケに企業ブースとしてちょくちょく出ていた事があるようである 以下2005年7月5日に体線が出したメルマガのコピペ ↓ 皆さん、夏のご予定はお決まりですか? 夏と言えば忘れちゃいけない一大イベント、コミックマーケットが開催されます★ BODYLINEでも前回に続き企業ブースでの参加が決まりました! そこで、BODYLINEで売り子をして頂ける明るく元気な方を募集します! 当日の三日間、8/12、8/13、8/14(日程は応相談)BODYLINEの商品を着て ブースの前で無料カタログの配布などをしていただきます。 詳細 交通費などは各自負担していただきます。時給などは、でません。 メール送信の際に、お名前、ご住所、電話番号、年齢(高校生以上)を記入の上、 顔UP、全身写真(プリクラ不可)を添付して、下記へご連絡ください。 採用された方にはBODYLINEの商品をお好きなものを1着プレゼント!!( ▽ )ノ☆ 1日1着プレゼントするので、3日間出るとなんと3着貰えちゃう大チャンスです! 募集期間は~7/28まで。
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綿流しのお祭り。 レナにとってのかぁいいものを競っていると、圭一はレナを連れてどこかに消えていったきり、戻ってこなかった。 「圭一さんとレナさん。遅いですわね……」 「まさか圭ちゃん、ねんねのレナに…………」 沙都子と魅音に黒いオーラが吹き出してくる。 あーあ、この分じゃ修羅場ね☆ 圭一も大変だわ。くすくす。 「あ、帰ってきたのですよ……」 圭一とレナが仲良く手を繋いで帰ってくる。いくら祭りの人混みで離れ離れにならないようにっていったって……。 あー何だかムカムカしてきた。 レナは案の定、上の空ではぅはぅしてるし……。 それを見て沙都子と魅音が青ざめる。 「ちょっとレナ!? あんたいったい圭ちゃんに何見せられたの?」 「はぅううぅぅ~☆ かぁいかったんだよ。圭一君のオットセイ☆ 一生懸命頑張ったっていう感じが……はぅはぅ☆」 ギッ ともの凄まじい顔――あ、そうね。まさしく鬼の形相だわ――で沙都子と魅音が圭一を睨んだ。 「ちょっと圭ちゃん? これどういうこと? あんたレナに一体、何見せたの?」 「圭一さん。不潔ですわーっ!!」 「…………えっ? ええっ? ちょっと待て、待て待てお前ら……」 ――ここで時間は少し前にさかのぼる。 「け……圭一君。どこまで行くのかな? かな?」 上気したレナの手を掴み、圭一は祭りから離れ……古出神社の裏手へと向かっていた。 彼ら以外に人の気配はまるでしない。 光もほとんど無い暗がり。 「あ、もうここでいいぜ。こんな所まで連れ出して悪かったな、レナ。俺のは……人前で見せられるようなもんじゃなくてさ……」 「は、ははははは……はぅううぅぅ~☆ そんなの全然構わないんだよ。だよ。圭一君のかぁいいものが見られるんなら、レナはどこまでも付いていくんだよっ」 そう言って、レナは鼻息を荒くする。 「ねぇねぇ圭一君。それでそれで? 圭一君のかぁいいものって何かな? かな?」 「ああ、俺のかぁいいものは……………………これさ…………」 そう言って圭一は、レナの手を自分の股間へと当てた。 「は……はぅっ! け……けけ、圭一君。これって……?」 「ああ、俺のオットセイ☆だ」 圭一は、レナの手に自分のものを擦り付ける。 「は……はぅっ。圭一君のが……どんどん固くなってくるんだよ」 「そうさ。……レナに触ってもらって、俺のオットセイ☆が悦んでいる証拠だよ」 暗がりの中、レナにさっきとはまた違った興奮が湧き上がってくる。 「レナ……俺さ……、レナに俺のかぁいいもの……見てもらいたいな……」 「うん。……レナも…………圭一君のかぁいいもの……見てみたいかな。かな」 レナは圭一の前に、腰を下ろした。 圭一はベルトを外し、ズボンからオットセイ☆を取り出した。 「はぅ☆ 圭一君の……オットセイ☆」 愛おしげに、レナは圭一のオットセイ☆を見詰めた。 ぴくぴくと、オットセイ☆がレナの前で脈打つ。 「レナ……オットセイ☆をかぁいがってくれないか?」 「うん。もちろんだよ。はぅ~、圭一君のオットセイ☆」 レナは圭一のオットセイ☆に手を添え、舌を這わせた。 ぺろぺろと、それこそアイスキャンデーを舐めるかのように、レナはオットセイ☆を舌で愛撫する。 蠱惑的なその感触に、圭一は酔った。 レナの唇が亀頭を刺激し、舌が竿をつたう度に、圭一のオットセイ☆がびくりと震える。 「はぅ~☆ 圭一君のオットセイ☆かぁいいよぅ」 瞬く間に、オットセイ☆はレナの唾液でまみれた。 「レナ……ごめん。もうそろそろ……。あんまりみんなを待たせても、悪いしよ……。それに……」 「うん。そうだね……。レナももう……我慢出来ないの」 そう言って、レナは立ち上がり、身近にあった気に背中を当てた。 スカートのスリットに手を入れ……ゆっくりと、パンティを脱いで…………スカートを捲り上げる。 レナの秘部が露出する。 「でも……大丈夫なのか? レナ?」 「う……うん。さっきから……圭一君のオットセイ☆……かぁいがりながら、レナもね……私の……触ってたの」 「へぇ……どれどれ?」 圭一はレナの前にしゃがみ込んだ。 「け、圭一……くぅんっ!!」 圭一がレナの秘部に口を当てると、レナは小さく悲鳴を上げた。 「や……だ……っ。圭一君。そんなところ……」 しかし圭一は構わず、レナの秘部に舌を入れ、掻き回した。 「ひゃふっ。……ううっ。はぅっ」 レナの秘部から、とぷとぷと蜜が溢れ、圭一はそれを啜る。 「だめ……だよ。圭一君。それ以上は…………レナ……もうっ……」 そこで、圭一はレナの秘部から口を離し、立ち上がった。 「どうやら、そうみたいだな。……じゃあ、いくぜ?」 「う…………うん」 圭一は右手でオットセイ☆を構え、レナの秘部の入り口を……亀頭に当たる感触で探しながら……愛液をまとわりつかせた。 「圭一君……お願いだから……もう……」 「ああ、分かってる」 その直後に、圭一はレナの中にオットセイ☆を押し込んだ。 「はっ……ああうっ」 「ごめん。……痛いか? レナ」 こくり とレナは頷いた。 「うん。ちょっとだけ……。でも、大丈夫なんだよ? だから……」 「ああ。あんまり激しくはしないからよ……ちょっとだけ、我慢してくれ」 その言葉通り、圭一はゆっくりとレナの中を出し入れした。 薄暗闇の静寂の中……レナと圭一の呻き声のみが、微かに……しかし確かに響き渡る。 二人の交わりは……そう、ひぐらししか知らない。 「レナ……レナっ!」 「圭一君。……圭一君っ!」 固く抱き合いながら、二人は互いの性器を擦り付け合い――。 「あっ……うっくっ……」 「はぁうっ……」 共に果てた。 「――とまあ、圭ちゃんとレナさんはそういうことをしていたんですよ」 あまりに巧みに流れてきた話に、私達は詩音がいつからそこにいたのかという疑問すら思い至らず…………つい、聞き入ってしまっていた。 あ……圭一がモジモジしてる。 まあ、男の子なら仕方ないか……。 沙都子と魅音は……あ、硬直して顔を真っ赤にしてる。そりゃそうよね。まさしくこんなこと考えたから、圭一達に詰め寄ったわけだし……。 「って…………し……詩音? いったいどこから見て?」 「はぅ……詩ぃちゃんの…………えっち」 そんなこと言って、圭一が狼狽して…………レナが顔を赤くして…………。 はい? 二人とも何ですかその反応? 否定しないの? 魅音から魂が抜けて……沙都子なんか、泡吹いて倒れてしまったじゃないっ!? 「ふふふふふっ☆ 二人とも迂闊ですねーっ。あんなところでしてるなんて。まあ、私が見たのは本当に偶然でしたけどね?」 えーとえーと、……つまり、なにそれ? マジですか? つまりもう既に圭一とレナは凸と凹ではぅはぅでバスターホームランでにゃにゃーな……? 嘘? こんなの初めてっ!? 私の意識も遠くなって……。 「圭一の馬鹿ああああぁぁぁぁぁっ!!」 気付けば、そんなこと言って私はその場から駆け出していた。 圭一の馬鹿っ! 圭一の馬鹿っ! 圭一の馬鹿っ! なんでもうレナと結ばれちゃうのよっ! こんなのあんまりじゃない。この六月を越えたら絶対、私だってムチムチのボインボインの凄い凄いになって、それで……それで……。 もうこんな世界なんて知るものかっ! とにかく人の少ないところへ行こう。階段を下りて、神社の外に……。 「あれ、梨花ちゃんじゃないか? どうしたんだい、そんなに走って……危ないよ?」 って……前方に富竹と鷹野が……? やばっ……止まれないいいいぃぃぃっ!? 「みっ。み~~~~~っ!!」 「ちょっ、ちょっと梨花ちゃん? ちょっとおおおおぉぉぉっ!?」 そのまま私は鷹野にぶつかって……。 「え…………?」 何だか妙に、鷹野の声が間延びして聞こえた。 ゆっくりと、背中から鷹野が倒れていく…………富竹が慌てて手を伸ばすが…………ぎりぎり、届かない…………。 「きゃあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 「た、鷹野さあああああああぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!」 鷹野はごろんごろんと石段を転がって落ちていった。 慌てて富竹と一緒に階段を下り、鷹野へと近付く。 「あわわわわわ」 富竹が慌てふためいた声をあげる。 それはそうだろう。鷹野の右脚が変な方向に曲がっていて……完全に折れているのだから。 「梨花ちゃん。早く入江先生を呼んできてっ!!」 「了解なのです」 私は、今度は入江を探しに、階段を駆け上っていった。 その後、入江が言うにはこれじゃ診療所ではどうしようもないということなので、入江の車に乗せて……鷹野は富竹に付き添われながら、興宮の病院へと運ばれていった。 なんだかやたらと鷹野が暴れていた気がしたけど……本当にごめん、鷹野。 そしてそれから――。 私は自暴自棄になっていた。やけ酒を呑みまくり、早く世界が終わる日を望んでいた。 けれど…………どういうわけかあの6月を越えてしまった。 その後も殺される気配は全く無い。あれ以来、鷹野と目を合わせるたび、凄まじい殺気が放たれるようにはなったけど……。 「どうなってんのよ一体いいいいぃぃぃぃっ!!」 私の叫びが、雛見沢に響き渡る。 え? 今がいつか? そんなの訊かないで。 ムチムチのボインボインの凄い凄いになれたかって? ふっ、ふふふふふふふふふふっ。うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふっ。 あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ。 ―END― TIPS:嘘と真相 「おいお前ら……さすがに嘘だからな?」 「ふぇっ? …………嘘?」 「そうだよ魅ぃちゃん。詩ぃちゃんの冗談に乗っただけだよぅ」 ぷくぅとレナが頬を膨らませる。 「ひでぇよお前ら……。本気で俺のこと、そんなヤツだと思っていたのかよ?」 圭一は大きく肩を落とした。 それを見て、魅音と沙都子は互いに見つめ合い……ほっと胸を撫で下ろす。 「レ……レナさんはともかく、圭一さんは普段が普段ですからねー?」 「ちぇ~っ。そりゃないぜ、まったく……」 「あははははは、何だ嘘かぁ。いやぁ、おじさんすっかり騙されちゃったよ」 照れくさそうに笑いながら、魅音は頭を掻いた。 「うふふふふっ。魅ぃちゃんも沙都子ちゃんも、早とちりさん何だよ? だよ?」 「じゃあ、レナの足首にずり落ちてる下着もただの細工だったんだね?」 「太股から流れてる白い液体も、ソフトクリームか何かですわね。きっと」 「そうですよ。レナさんの服に皺が寄っているのも、人混みの中にいたせいですよね? 圭ちゃん」 そう言って、詩音はウィンクした。 「当たり前じゃねぇかみんな。そんなに疑うなよー。俺が見せたのはオットセイ☆のキーホルダーだぜ?」 「そうだよ。圭一君のオットセイ☆、とってもかぁいかったんだよ~☆」 そして、彼らは朗らかに笑った。 「じゃあ、早く梨花ちゃんを探さないとな」 「そうだね。そろそろ奉納演舞の時間だしね……」 祭はまだ終わらない。
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前回 鬼畜悟史~オンナノコ~ 「魅音。約束通り僕が君を癒してあげるからね」 僕の胸の中で泣いていた魅音の顔を僕の顔の前のところまで向かせる。 期待と羞恥心を中に宿した魅音の目が僕の心を撃ち抜く。 自分がまんまと罠にかかった事に全く気づいていないようだ。くくく……馬鹿な女だな。 わざわざ興宮のおもちゃ屋まで行って、人形を買った甲斐もあったということだろう。 魅音とゆっくりと口付けをする。勿論、イニシアチブを取る為に魅音の口の中を僕が一方的に貪る。 こういうのは最初にきっちりと分からせないといけない。 「ん……んん……ふぅ……んん……」 魅音の舌を絡めとリ、僕の唾液を魅音の口内に運び込む。 そしてあらかた魅音の口内を味わった僕は、次に魅音の服を脱がす。 魅音の上着を全部脱がすとそこには詩音と全く変わらぬ胸が姿を現した。 ブラジャーを脱がした時の胸の震えが僕をさらに興奮へと導く。 そしてそのまま魅音の胸を両手で揉む。やはり柔らかい。 「あ……悟史……。もっと……激しくしてもいいんだよ……?」 魅音は結構乗り気のようだ。ご要望を承る。 「ああ……ふっ……ん、あぁ……!」 乳首は片方を舌で弄び、もう片方は手で強く摘んで魅音の巨乳を引っ張ってみたり。 詩音の時で要領は得ているのでかなり楽である。 様々な方法で胸を責めたあと、両乳首をひっぱり、ひねりをくわえる。 「んああぁ!!」 魅音のポニーテールで結ばれた髪が悩ましげに揺れる。 さあ、そろそろ下の方に……。と、そこで詩音が目を覚ました。 「詩音。君も参加してみないかい?一緒に魅音を癒してあげようよ」 声をかけると詩音は無言で頷き、魅音へと近づく。 「詩音…?」 「お姉ぇ……。一緒にキモチヨクなろう……ね?」 いいぞ詩音……!やはりお前を先に調教しておいて正解だった。 二人で存分に気持ちよくなってくれ!けけけけけけけけけ! あなたの渇きを癒せない 真実を欲するあなたがそれを認めないから あなたの渇きが癒せない あなたの期待する真実が存在しないから それでもあなたの渇きを癒したい あなたを砂漠に放り出したのは私なのだから Frederica Bernkastel ひ ぐ ら し のなく 頃 に ~ 鬼 畜悟史 ~ 第三話 ~ソノザキシマイ~ 服を脱いで全裸になった詩音は魅音の首筋を舐めまわし、キスをする。 しかし男の僕がするのとは違う妖艶な口付けに思わず魅音を責める手が止まってしまった。 「ん……あぁ……くぅぁ……」 身悶える魅音だが、そんなことお構い無しに詩音は魅音の乳首を口に含む。 ちゅう……ちゅぱ……。 時が静止したかのように見える世界で、魅音の乳首を吸う音がとてもいやらしく響いた。 「あぁ!あっ……ん!詩音……こんなのダメだよぉ……」 「ふふっ……お姉可愛いですよ……。もっと気持ちよくしてあげますからね……」 おっと。手が止まっていたようだ。あまりの光景についつい見ほれてしまった。 僕は魅音のジーパンを脱がしたが、その先の作業は一旦断念し二人の行為を近くで見ていることにした。 魅音の口を詩音が自分の口で塞ぐ。 「くちゅ……ちゅ……ぷはぁ……ぁ……はぁ……」 今度は魅音も舌で詩音に対応する。お互いの舌を絡ませあい、舌と舌との間に唾液が繋がっている。 手と手を合わせ、熱い瞳で見つめあいながらキスをする双子。 突然、魅音は仕返しとばかりに詩音を逆に押し倒し、詩音の乳首を何度も指で弾く。 「はぁあん!あん!ああっ!」 積年の恨みを晴らすかのように魅音は詩音を責め立てる。 詩音はしばらくいじり倒されていたが、魅音の隙を見つけるとすぐに体勢を変え、今度は詩音が責める。 凄い光景だった。魅音と詩音がお互いを責め、責められる。 その光景に僕は耐え切れず、自分のペニスを取り出してシコる。 そして二人の行為はそんな僕を尻目にさらにエスカレートしていった。 お互いの巨乳をお互いが近づけ、お互いの乳首をすり合わせる。 「あっ!」 「んぁっ!」 上を向くように勃起している乳首をすり合わせ二人は敏感に感じながらもその行為をやめようとはしない。 顔を紅潮させ、時折媚声を甲高くあげる。 そして二人は気づいているのだろうか? 彼女たちの股間からでている液体に。詩音は全裸なのでそれは丸分かりだったが魅音もまた布から染みていた。 「あっ!はぁっ!イ、イク!詩音、私もうダメ!」 「ひぁ!あっ!あっ!お姉、私ももう限界です!」 双子は感度も同じなのだろうか。乳首をすり合わせる速度を上げながら二人は同時に絶頂へと登りつめて……。 『ああ!ああん!あ、あ、あ!イク!イ……あああぁぁぁぁ!!』 同時に絶頂を迎える二人に僕はシコったペニスから白濁液をぶっかける。 仲良くビクビクと痙攣する二人の顔が汚らしい液体で穢された。 そろそろ僕も責めねばなるまい。 そう決めると、僕は隣で絶頂の余韻が取れない詩音から引き継ぐように魅音の下着をずり下ろしそのナカを指で掻き回す。すでに洪水のように愛液で溢れている。 「あああ!ふあああ!さ、悟史!強すぎ、あぁっ!」 「かわいいよ魅音。もっと乱れていいからね」 そういって今度は舌で膣内を掻き乱す。 「んあっ!ああっ!あっ!あっ!ああ!」 「どう?気持ちいいかい魅音?」 「こ、こんなの、ダメだよ悟史!気持ちよすぎて……ひぃ!!!」 クリトリスを甘噛みすると魅音は再び甲高い声で喘いで四肢をビクつかせる。 詩音はもう復帰したみたいだ。顔から白濁液を垂らしながらこちらを見ている。 そして僕のモノも復活していた。そこで僕は一ついいことを思いつく。 「ねえ。二人とも。二人は気持ちいいかも知れないけど、僕はさっきから待ちぼうけなんだよ。だからこれが凄くきついんだ。だから二人で僕を慰めてくれないかな?」 二人は頷くと、僕のモノを手にとって舐めあう。 すごく欲情を駆り立てる光景だった。 美人で有名な園崎姉妹が僕のモノを愛しいように舐めあっている。 「悟史くん。私の舌は気持ちいいですか……?」 「悟史。気持ちいい……?」 戸惑いながらも精一杯尽くそうとする二人。 たまらない……!こういう妄想は何度してきたか分からないがそれが実現する日が来るとは。 お前ら最高すぎるよ……! 左側を舐める詩音と右側を舐める魅音。 それだけでは飽きたらずに、魅音は僕のモノを口いっぱいに頬張り、口を上下させる。なんだ、巧いじゃないか。 「さとしぃ。こにょにひゃいのなに?」 魅音は口に僕のモノを含みながら話しかけてくる。しかもその手は僕の玉袋を揉んでいるじゃないか。 園崎家は性教育も教授されているのかと思うくらいうまい。 「我慢汁だよ。魅音に興奮しているから出てきてるんだよ」 「そうにゃんだ。じゃあ、もっとがんはるよ」 それを隣で見ていた詩音も我慢できなくなったのか、僕の隣に来てキスを強引にしてくる。 この姉妹はとんでもない雌豚たちだな、と心の中で思っていると、二人は交代した。 詩音は手で僕のモノを上下させながら、僕のモノの先端をしゃぶりつくように舐める。 それでも満足しなかったのか詩音は両胸で僕のモノを挟み上下させながら先端を舌で舐める。 これはすごい。詩音の胸の柔らかさをペニスで感じる。そして舐めながらも僕の顔色を伺うように上目遣いをしてくる。 「ふふっ……。どうですか悟史君?ぴちゃ…ぴちゃ…凄く気持ちよさそうな顔、ぴちゃ…してますよ」 そして最後に二人は最初のように僕のモノを仕上げと言わんばかりに舐めあげる。 流石にもう限界だ。 「くう……で、出る!!」 「きゃ!」 「やっ!」 勢いよく放出された精液を避ける暇などなく二人の顔はまたもや精液で穢される。 魅音は精液を指に付けて糸ができる様子を楽しんでいたが 詩音は顔に付いた精液を舌でぺロリと舐め取っていた。 その様子は、とても……淫靡な光景だった。 さあこっちもそろそろ仕上げだな……! 僕のモノはすぐさま体勢を立て直し、その硬さを復活させた。 たった二回ですぐしおれるようなモノではない。ククククク! 魅音をすぐさま押し倒し、たっぷり濡れたそこにあてがう。 「好きだよ悟史。大好き。私……悟史が気持ちよくなれるように頑張るからね」 もう心の奥底まで墜ちていることを確認する。 そして……これをもって魅音は完全に僕の女となる! 「っあああ!」 純潔を散らし、苦痛に耐える魅音。ナカからは処女『だった』ことを示す赤い液体が流れ出ている。 この僕が魅音と詩音両方の処女膜を破ったという事実が、さらに僕のモノを大きくさせていた。 「わっ!悟史のが、大きくなった……!」 突然の膨張に驚く魅音。僕はその声を無視して動きはじめる。 大量に濡れていたお陰か、魅音は痛みを感じていないようだった。 こちら側としても挿入がスムーズで助かる。 助かるがやはり痛がってくれたほうがぞくぞくするがな……! 「ひっ!あっ!あっ!あっ!んん!んあぁ!!」 魅音の胸が大きく上下に揺れる光景を目に焼き付けながらもなお、腰の速さは加速する。 響き渡る卑猥な音をバックミュージックにしながら、魅音のナカの最果てまで腰を打ち付けると魅音もそれに見合うだけの媚声を返してくれる。 「お姉感じすぎですよ~。そんなに感じてたら私も苛めたくなるじゃないですか♪」 「あああ!ああ!気持ちいい!ああんっ!セックスってこんなに、あぁ!いいんだね…ひゃあ!」 「そろそろ僕も限界だよ魅音!イ、イク!!」 僕は自身の欲望を魅音に放つ。 そしてそのとき詩音は、魅音の揺れる胸の中心に存在する乳首を手にとって思い切り摘んだ。 その二つの衝撃に魅音は耐え切れず……イッた。 「ひゃあああああああああああああ!!」 流石に処女で3度の絶頂は身体にきつかったのか、魅音はベッドの上で失神する。 しかし、詩音は僕を離してはくれなかった。今日はとことんヤられたいようだ。 いいだろう。こちらもとことん犯しつくし、僕から一生離れられない身体にしてやるよ! ひゃはははははははははははははははははははははははは!! さて……これで僕もずいぶんヤりやすくなったように思う……と 白濁液で身体を散々汚した魅音と詩音の隣で考える。 園崎姉妹を墜とすという大仕事をやり遂げた僕に、もはやできないことなど存在しないだろう。 しかし、念には念を。こういう余裕はそのうち自分の身を滅ぼすことにもなりかねない。 とりあえずここらで一旦、カテゴリーわけでもしてみることにした。 表に表すとこんな感じだろう。Lは難易度の意味だ。 L1沙都子 L2詩音 L3魅音 L4レナ L5梨花 という感じだと思われる。レナと梨花の難易度の差は、好みが分かっているかどうかがポイントだ。 (ちなみに言うと、魅音は僕が詩音と付き合っていた事はどうでもいいらしい。 詩音も同じ。ただ僕に愛してもらえればそれでいいとか。全く持ってけしからん姉妹だ。) レナは圭一が好きだということはもはや周知の事実。気づいてないのは、本人の圭一だけだ。 かぁいいものに見境無く喰らい付く、ある種危険人物でもある。 そしてオヤシロ様の存在を信じていることは本人の口から聞いている。 しかし、梨花の好みがさっぱり分からないのだ。好きな食べ物はキムチだということぐらいで他に思い当たる節もない。全く持って掴み所の無い幼女である。しかも、部活スタイルは一人で勝ち進むというより周りの状況を見て可能な限り漁夫の利を得る戦法。 部活スタイルが本人の性格を著しているのであれば、梨花はかなりの曲者だろう。 それに対して沙都子はもはや墜とす必要性すら感じられない。言わなくても僕に溺愛してるのは見てれば分かる。 ……?待て待て。『好き好き∞にーにー』を歌っていることを根拠に僕は沙都子が僕を好きだと決めていたがまさかその『にーにー』は圭一じゃあるまいな!? なんでも圭一は僕が帰ってくる前まで、にーにーと言われていたそうじゃないか。 その可能性は十分にありえる。 圭一のヤツめ……。とことん僕の前に立ちはだかりやがって……! ……先に圭一を潰しておくべきか? いや……今更遅いか。それよりも先に、沙都子の『にーにー』が誰かもう一度確認しておく必要があるな。 <続く> 鬼畜悟史~にーにー~
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